ハットトリックとは?
ハットトリックとは、1試合で1人のプレーヤーが3得点することです。
1点の重みがあるサッカーにおいては滅多におこることではありませんが、達成した選手がいるとニュースなどで取り上げられます。
サッカーのほか、アイスホッケーやラグビーなどでも使用され、同様に1人の選手が6得点することを「ダブルハットトリック」と言います。なお、2得点、4得点、5得点という合間の部分においては特に名称はありません。
ハットトリックの語源はクリケット
ハットトリックの語源は、サッカーではなく「クリケット」からきています。クリケットにおいてハットトリックとは、「投手が3球連続で3人の打者をアウト(これも滅多に起きない好プレー)」を意味しています。これを達成した選手(投手)には、その奇術のような技に商品として「ハット(帽子)」が贈られていたため、ハットトリックと言われるようになりました。
Jリーグのハットトリック
J1では1シーズンあたり平均9回ほどのペースで記録されています。
連続記録では、1998年に中山雅史選手が4試合連続のハットトリックを記録しているほか、1993年のJリーグ開幕戦で、元日本代表監督ジーコもハットトリックを記録しています。
なお、海外では、フリーキックだけでハットトリックを達成した選手もいます。
ハットトリックの各国語
なお、ハットトリックは世界共通ではありません。世界的には、1人の選手が1試合で3得点決めることを、さまざまな呼び名がつけられています。
- トリプレッタ(tripletta :イタリア)
- トリプレタ(tripleta :スペイン)
- トリプレ(tripler:フランス)
- ドライアーパック(dreierpack :ドイツ)
各国には「1試合2得点」の言葉も
現状日本ではありませんが、各国では「ひとりの選手が1試合2得点」することにも専用の呼び名がついています。
- ドッピエッタ(dippietta):イタリア語
- ドッペルパック(doppelpack):ドイツ語
- ドブレーテ(doblete):スペイン語
- ドゥーブレ(double):フランス語