レンタル移籍において出場制限が結ばれている場合がある
サッカーの期限付き移籍において、「レンタル移籍している選手は、移籍元のチームと移籍先のチームの試合には出場できない」という出場制限契約が結ばれていることがあります。
通常レンタル移籍をした選手は、移籍先のチームで自由に試合に出場することができるため、保有元(=移籍元)との試合であっても、移籍先で試合に出場することはできます。しかし、契約に関しては多種多様なものが存在するため、「レンタル移籍の際に別途出場制限をかける契約」=出場制限契約も存在します。
Jリーグでは、このような出場制限契約を結んでいる場合、その条件を公表することが以下のように義務付けられています。
⑤ 出場制限に関する取り決めの公表義務
期限付移籍の契約において、移籍元クラブとの試合における選手の出場について何らかの制約条件を設ける場合、移籍先クラブはその条件を公表する義務を負う。
参照:JFA「プロサッカー選手の契約、登録および移籍に関する規則(外部リンク)」
出場制限契約が結ばれていない(=Jリーグの場合公表されていない)場合、レンタル移籍の選手でも移籍元と移籍先の試合に出場できると考えられます。
実際レンタル移籍の契約は多種多様です。例えば、「特定の選手が45分以上出場した試合数が、レンタル期間中の試合の50%を上回った場合、買取オプションを行使しなければならない」というような契約条項が存在しているとされることもあります。