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「カテナチオ」とは?もともとはどういう意味?サッカー用語解説!

2022年5月9日

カテナチオとは?

スイーパーの動きがカテナチオ(=かんぬき)に似ていたことが語源と言われている

カテナチオとは、強固な守備を特徴とするサッカー、及び戦術のことです。

本来カテナチオ(catenaccio)は「鍵・かんぬき」とう意味であり、堅守が好まれるイタリアにおいて過去に流行した、マンマークを行うディフェンスラインの裏で左右にカバーリングを行う選手の動きが「かんぬき」に似ていたことから、その戦術をカテナチオと呼ばれるようになりました。現在当時のようにスイーパーが導入されることは多くありませんが、当時の「鍵をかけたように堅い守備」というイメージを含め、堅守のサッカー戦術をカテナチオと呼ばれるようになっています。

イタリアでは「ウノゼロの美学」とも言われるように堅守な試合運びが好まれ、内容よりも結果を重視する傾向があります。そのため、昔から多くの選手が自陣に引いて守り、前線の数人で素早くゴールを決めるカウンターサッカーが採用されることが歴史上多いです。

なお、サッカー男子イタリア代表は「アズーリ」という愛称を持っています。

カテナチオがもじられることも

この「カテナチオ」という言葉をもじり、守備的なチームや堅守速攻のチーム、戦術に対しマスコミなどによって愛称がつけられることがあります。

  • 水戸ナチオ(03年水戸ホーリーホック)
  • ハマナチオ(06年横浜FC)
  • カメナチオ(08年大分トリニータ)
  • オカナチオ(10年W杯日本代表)
  • アルナチオ(13年大宮アルディージャ)
  • グラナチオ・カテナゴヤ(20-21年名古屋グランパス)
  • ベルナチオ(21年湘南ベルマーレ)

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