マージーサイド・ダービーとは?
マージーサイド・ダービー(Merseyside derby)とは、イングランドのクラブチーム「リヴァプールFC」と「エヴァートンFC」による対戦、ダービーマッチのことです。
両チームはともにイングランド北西部マージーサイド州の中心都市リヴァプールを本拠地としており(エヴァートンとはリヴァプールの一地域名)、エヴァートンFCとリヴァプールFC双方を応援するサポーターや、家族の中で応援するチームが異なることも多かったことから「フレンドリー・ダービー」とも呼ばれます。
しかし現在では、多数のイエローカードやレッドカードが出ることもあるなど、激しい試合となることも多いです。
両チームとも1962-63シーズンからイングランドの一部リーグに在籍しており、イングランドのダービーの中で最長記録を誇っています。
両チームのホームスタジアムの距離が非常に近い
リヴァプールFCのホームスタジアムであるアンフィールドと、エヴァートンFCの現在のホームスタジアムであるグディソン・パークは、直線距離にするとたった600mほどしか離れていません。
なお、エヴァートンFCの新スタジアムが2024-25シーズンに開場を予定しており、現在のグディソン・パークは再開発が予定されています。
ちなみにアンフィールドは、エヴァートンFCのホームスタジアムとして建設され、使用されていました。しかしクラブ経営陣の内紛によりエヴァートンがホームをグディソンパークへ移し、アンフィールドをホームとするために設立されたのがリヴァプールFCです。
トロンメア・ローヴァーズを含む場合も
マージーサイドには現在、リヴァプールFCとエヴァートンFC、トロンメア・ロージャーズの3つのクラブがあります。マージーサイド・ダービーとした場合、基本的にはリヴァプールとエヴァートンの対戦を指しますが、広く言えばこのトレンメアとの対戦も含まれます。
しかし、2022-23シーズンでトレンメアはイングランド4部に所属しており、対戦の機会はあまり多くありません。