「ラ・パウザ」とはどういう意味?
ラ・パウザ(pausa)とは、ボールをゆっくり保持しながら状況の変化を待つプレー・概念のことです。
ラ・パウザとはスペイン語で「休止・休憩・中断」を意味し、ゆっくりとボールを持ちながら味方と味方の位置関係を把握したり、味方のオフ・ザ・ボールの動きなどにより、有効な攻撃を作り出すための「時間」を作り出します。
いい位置でボールを受けたとしても、味方のポジショニングが整っていなかったり、マークにつかれた状態では、急いで攻撃をしてもうまく行く可能性はあまり高くありません。ラ・パウザは、ゆっくりドリブルするなどしてボールをコントロールしながら、「攻撃のための状況の変化を待つ時間を作り出す」プレーと言えます。
日本には「パウサがない」という声も
元バルセロナの名手アンドレス・イニエスタ選手がJリーグにきたばかりのころに、「日本のサッカーにはパウサがない」と話していたことことがあるようです。
参照:サッカーダイジェスト「ダビド・ビジャが語る、日本サッカーの印象とイニエスタとの共演【独占インタビュー|後編】(外部リンク)
よく言えばハイテンポで休みがないとも言えるものの、落ち着かせる時間がなく、単調なゲーム展開に見える場面もあるのかもしれません。