エレベータークラブ(ヨーヨークラブ)とは?
エレベータークラブ(ヨーヨークラブ)とは、上位リーグへの昇格と下位リーグへの降格を繰り返すクラブチームの俗称です。
一般にサッカーのプロリーグでは、シーズンを通して好成績を残した数チームは上位リーグへと「昇格」し、逆に成績が振るわなかった数チームは、下位リーグへと「降格」します。
せっかく上位リーグに上がってもすぐに落ちてしまう、下がってもすぐに上位に戻るような「リーグを上下する様子」を、エレベーターに比喩されて、エレベータークラブと言われます。一般に各国の1部リーグと2部リーグを行き来するチームに対して使用されることが多いです。
英語圏ではヨーヨークラブ(yo-yo club)
なお、ドイツ語圏内ではこの昇格と降格を繰り返すチームを「エレベーター」で例えますが、英語圏の場合「ヨーヨー」で例えることが一般的で、「ヨーヨークラブ」と言われます。
Jリーグにおけるエレベータークラブ
以下はJリーグのJ1とJ2の昇格と降格の回数を合計したランキングです。
なおこちらは、Jリーグ発足以降の回数のため、「近年はその傾向がない」チームも多いです。
1位:昇降格8回
- コンサドーレ札幌
- 湘南ベルマーレ
- アビスパ福岡
- 京都サンガFC
2位:昇降格6回
- C大阪
- 柏レイソル
- 大分トリニータ
- ヴァンフォーレ甲府
3位:昇降格4回
- サンフレッチェ広島
- ヴィッセル神戸
- モンテディオ山形
- 大宮アルディージャ
- ベガルタ仙台
- 松本山がFC
- 横浜FC
- ジュビロ岩田
- 徳島ヴォルティス
J1に居続けるチーム
2022年現在、以下の2チームだけが「Jリーグ発足以降降格の経験がなく、J1リーグで戦い続けています。」
- 鹿島アントラーズ
- 横浜Fマリノス