サッカー戦術解説 システム・フォーメーション

3トップ(スリートップ)を徹底解説!サッカー戦術・システム・フォーメーション

3トップ(スリートップ)とは?

3トップ(スリートップ)とは、FWを3人配置するシステム・フォーメーションのことです。

「4-3-3」や「3-4-3」「4-1-2-3」などがあげられ、オランダの伝統的なフォーメーションであり、オランダのクラブチームやナショナルチームでは3トップが採用されることが多いです。

同様に、FWを1人配置するシステムを「1トップ(ワントップ)」、2名配置するシステムを「2トップ(ツートップ)」と言います。

3トップと組み合わせは?

現代では、様々なタイプの3トップの組み合わせ・戦術がチームごとに導入されています。

もともと3トップは、「空中戦やゴール前の勝負強さや得点力に優れ、ポストプレーもこなせるCF」を3トップの中央に、突破力やスピードに優れた両ウィングを配置し、サイド攻撃や個人技で突破するのがセオリーでした。しかし、

  • サイドのマッチアップで勝利できなければ難しい
  • 攻撃していないもう片方のウィングが浮いてしまう時間がある
  • 攻撃が単調になってしまうことがある
  • CBが強力であれば、空中戦で勝利できない

などから進化を繰り返し、チームごとに様々な3トップが見られます、

3トップは和製英語

なお、3トップという言葉は、和製英語であり、英語圏などではあまり使用されません。

3トップでゼロトップ(偽9番)が採用されることも

ゼロトップとは、偽9番、ファルソ・ヌエべとも言われ、本来は最前線でプレーするセンターフォワードのポジションの選手が中盤まで降りてくる戦術・システムのことです。

近年では、ビルドアップ時に3トップのうちの1人が中盤へとポジションを下げ、もう2人が最前線に残るような戦術が取られることもあります。

3トップとアイソレーション

アイソレーションとは、特定の味方プレーヤーを孤立させてスペースを作り、1対1で攻撃をさせる戦術・フォーメーションのことです。

強力な突破力をいるウィンガーがいる場合、そのウィンガーの周囲をあえて「孤立」させることで、マッチアップに集中させる戦術が取られることもあります。

代表的な3トップ

過去には様々な3トップがその連携と攻撃力で、人々の記憶に残っています。ここでは、愛称などがつけられていた3トップ・トリデンテをご紹介します。

※3トップだけではなく、OMFやトップしたを含めた3名でのトリオです

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