移籍

サッカーの移籍金とは?誰が払う?発生条件や決まり方は?サッカー用語解説!

2022年12月20日

移籍金とは?

移籍金とは、違約金とも呼ばれ、移籍先のクラブがその選手を獲得するために支払うお金のことです。

クラブに所属している選手は、そのクラブと期間を定め契約しています。その期間内に移籍をする場合、この契約を破ることになるため、「違約金」が発生します。この移籍先のチームが移籍元のチームに支払う違約金のことを「移籍金」と呼んでいます。

移籍金は誰が支払う?

移籍金は移籍先のクラブが、移籍元のチームに対して支払います。

原則、選手が移籍金を支払ったり受け取ることはありません。

しかし、移籍元からすれば移籍金が手に入り、移籍先からすれば欲しい選手が手に入り、選手からしても年棒や環境においてなど、移籍金以外でそれぞれが何らかのメリットを享受していると言えるでしょう。

期限付き移籍の場合、契約を破るわけではないため、移籍金は発生しないものの支払いは発生しないものの、選手報酬の支払いを代わりに行ったり、移籍元クラブに対し貸与料を支払うのが一般的です。

レンタル移籍(期限付き移籍)の際に決めた移籍金を支払うことで、その期限付き移籍を完全移籍にすることができることを、買取オプションといいます。

移籍金はどう決まる?何が関わる?

移籍金は、選手が所属している選手が自由に決定していいこととなっています。以下のようなものが関わるとされています。

  • 能力
  • 結果
  • 若さ(年齢)
  • 契約の残り年数
  • 人気

人気選手の場合、ユニフォームの売り上げなどでも大きく利益を獲得することができるため、単純に結果だけでは判断しにくいとも言えます。

なお、FIFAが基本原則をしてしているほか、各国のサッカー協会が詳細ルールを定めています。

フリー移籍(0円移籍)とは?

上記のように移籍金は「契約期間が残っている状態での違約金」です。すなわち、どこにも在籍していなければ、移籍金は発生しません。これをフリー移籍、0円移籍といいます。

  • 契約期間は元チームと契約しているが、その契約満了と同時に移籍する
  • 無所属の選手が新しいチームに所属する

場合などには移籍金が発生しないのです。

しかし、その選手が所属している選手からすれば、移籍金が入らないことになることは避けたいものです。そのため特に能力・人気の高い選手には、早いうちから契約更新の交渉を行うことが一般的です。

南米などでは、保有権制度によって、契約が満了しても選手が自由に移籍できるとは限りません。

国際移籍の場合「連帯貢献金」が発生

移籍金が発生するかつ、国外のクラブに移籍をした場合には、その選手が12歳〜23歳に過ごしたチームが、その移籍金のうち合計最大5%を請求できる「連帯貢献金」制度がFIFAによって定められています。

所属していた年齢連帯貢献金
12歳0.25%
13歳0.25%
14歳0.25%
15歳0.25%
16歳0.5%
17歳0.5%
18歳0.5%
19歳0.5%
20歳0.5%
21歳0.5%
22歳0.5%
23歳0.5%

申請をしなければ受け取れないため、中学高校などでは申請をしないこともあります。

国外移籍が対象になるため、例えばJリーグ間など、同じリーグの移籍では適用されません。

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移籍金に関するお金

なお、移籍に関し、他にも以下のようなものが挙げられます。

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