オフサイドディレイとは?
オフサイドディレイとは、オフサイドかどうか曖昧な場面において、すぐに副審が旗をあげずにプレーを継続させることです。
「オフサイドかどうか」は、得点に関わるような非常に重要な場面であることが多いです。
- 副審がオフサイドを指摘したものの実際はオフサイドではなかったケース
- オンサイド(=オフサイドではない)と判断されたが、実際にはオフサイドであったもの
というような誤審が、試合結果に大きな影響を与えてしまう可能性があります。
「得点が認められるかどうか」は、VARの対象です。VARが導入されている試合において、得点のオフサイドがあったかどうかは、VARオンリーレビューが行われます。正確な映像による確認ができる現代において、避けなければならないのは「実際にはオンサイドだったが、オフサイドをとってしまった」というケースです。
オフサイドを指摘し副審がフラッグをあげてしまえば、選手はプレーを止めてしまいます。そうならないために、オフサイドがどうか曖昧なシーンでは、副審がオフサイドをすぐに取らずに継続させることを「オフサイドディレイ」といいます。
明らかにオフサイドの場合には、すぐにフラッグをあげてプレーを止め、相手に間接フリーキックが与えられます。
VARが介入して「オフサイドと判定が覆ることではなく、オフサイドがどうかが曖昧な場面で副審がオフサイドの判定を遅らせること」をオフサイドディレイと言います。