サッカーのルールについて

VARオンリーレビューとは?映像確認不要?わかりやすいサッカー用語解説!

2022年6月3日

VARオンリーレビューとは?

VARオンリーレビューとは、VARの映像確認のみによって主審が最終判断を下すことです。

VARの介入によって判定の変更が行われる際、OFR(オンフィールドレビュー)は必須ではありません

「客観的な事実に基づいて」判定を下すようなケースでは、映像を確認しなくとも、主審は判定を覆すことも可能とです。例えば、

といったようなケースの場合、映像を確認することで、第3者が見れば誰もが同様の判定を下すと考えられます。

そのような場合に、主審がVARからの情報のみで最終判定を行うことを、VARオンリーレビューといいます。

VARオンリーレビューの流れ

VARオンリーレビューは以下のような流れで行います。

  1. 対象となるプレーなどの発生
  2. VARがチェックしていることを主審に伝達(このとき主審は耳に手を当てるシグナル)
  3. チェックで判定に問題がない場合チェックが完了したことを伝え試合再開
  4. VARの確認により「明らかな事実の誤審」がある場合主審に提案
  5. 主審が最終判定を提出

主観的な判断が必要な場合はORF(オンフィールドレビュー)

主観的判断が必要な場合主審が映像確認

オンフィールドレビューとは、VARによる主審への助言後に、主審が該当するシーンをビデオモニターにてチェックし、自身の判定を確認することです。

  • 選手同士の接触はファウルに値するか
  • ノーマルフットボールコンタクトか否か

といった、「主観的な判定が必要」の場合に採用され、主審はTVシグナルを行ってからRRA(レフェリーレビューエリア)にて、映像を確認したのち、再度TVシグナルを行ってから最終判断を下します。

「客観的な判断」のみで十分な場合はVARオンリーレビューで、主観的な判断が必要な場合OFR(オンフィールドレビュー)が行われます。

オフサイドディレイ

VARが導入されている試合において、オフサイドかどうかの判定を遅らせ、副審が旗をあげずにプレーを継続させることを「オフサイドディレイ」と言います。

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