ポリバレントとは?サッカー用語解説!
ポリバレントとは、サッカーにおいて様々なポジション・役割をこなすことができる選手、及び特性のことです。
現状ポリバレントは、日本での定義は曖昧となっており、「ユーティリティプレーヤーとほぼ同義」の場合、「同じポジションでも複数の役割を担うことができること」を示している場合がありますので、使われている状況に応じてどちらの意味なのかを確認するようにしましょう。
もともとは科学用語で「多価」を意味しています。ひとりの選手が複数のポジションでプレーすることができれば、チームとして様々な戦術・ゲームプランを実行できるほか、試合中でも選手交代をせずともフォーメーションを変更することもできます。また、同じポジションでも攻守にわたりたくさんの役割をこなすことができる選手がチームに与える影響は非常に大きいです。
特定のポジションの「スペシャリスト」とは対する概念とも言え、多くのポジションを高いレベルでプレーできるポリバレント性の高い選手は、「監督・チームにとって非常に便利」な選手とも言えます。
ポリバレントは、日本では元代表監督イビチャ・オシム氏、西野朗氏が使用したことで有名となりました。
東洋経済ONLINE「中島翔哉は「ポリバレント」ではなかったのか」(外部リンク)
ポリバレントとユーリティプレーヤーの違い
ポリバレントに近い言葉として、「ユーリティプレーヤー」があります。ユーティリティプレーヤーが「複数ポジション」をこなすことができることを意味するのに対し、ポリバレントは「複数の役割やポジション」をこなすことができる特性として使われることが多いです。
しかし上記のように、ポリバレントとユーティリティプレーヤーはほぼ同義として使用されることもありますので注意しましょう。