トップ昇格とは?
トップ昇格とは、J下部(Jリーグクラブが保有する下部組織)から、トップチームへと昇格すること、昇格が内定することです。
Jリーグのクラブチームは、それぞれ若手選手の育成を目的とした下部組織を保有することが義務付けられており、この育成組織(通常U-18、ユース:第2種)からトップチーム(第1種)への昇格が決まった際に使用されます。
Jリーグの下部組織に入るのも、そこで試合に出るのも厳しい競争があります。ジュニアユースからユースチームへの昇格も狭き門です。トップ昇格はこれ以上厳しいものであり、クラブは世代によっては一人も出ないこともあります。
なお近年では、高校世代から直接プロになるのではなく、大学サッカーを経由してからプロとなるケースも増えていますが、この場合は一般にトップ昇格という言葉は使われません。
J下部組のユースに所属しながら、Jリーグの公式戦に出場できる選手のことを「2種登録選手」といいます。しかし2種登録選手は有望なプレーヤーであることは間違いありませんが、トップ昇格を確実にしたものではありません。
ホームグロウン選手とできる可能性が高い
Jリーグでは2019年より「ホームグロウン制度」が導入されており、下記の条件を満たす選手を一定以上シーズン最初の登録ウィンドーの時点で、トップチームに登録しなければなりません。
- 12歳から21歳の間、3シーズン又は36ヶ月以上、自クラブで登録していた選手
- 満12歳の誕生日を含むシーズンから、満21 歳の誕生日を含むシーズンまでを対象とする。しかしその期間は連続している必要はない。
- 21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウントする
- 選手を国籍や、プロかアマチュアか、年齢などによって区別しない
- JFA・Jリーグ特別指定選手は、HG選手と見なさない
トップ昇格となる選手が、第2種の世代全て(高1〜高3の3シーズン)在籍していれば、上記の条件を満たすため、HG選手となると考えられます。
2種登録選手とは?
第2種(U-18)のチームに所属しつつ、Jリーグの公式戦に出場することが認められた選手のことを「2種登録選手」といいます。