サッカーにおける1種・2種・3種・4種とは?
サッカーにおける1種・2種・3種・4種とは、JFA(日本サッカー協会)によって年代別、性別によって分けられたサッカーチームの分類のことです。
一般に大会などの場合、この区分が決められており、大会に出場するチームはチーム登録に加え、この区分に乗っ取った選手登録をする必要があります。この1〜4種のほかに、5種とも呼ばれる「女子」、「シニア」の6つの種別が存在しています。
それぞれのチーム登録種別について解説!
では、それぞれの第1〜第4種、女子とシニアの登録種別について解説していきます。
なお、基本的に年齢で区分されていますが学校の学年と同じような「3月31日における年齢」を基準としています。
第1種とは
第1種とは、年齢などに関する制限がないチームです。
JリーグやJFL、地域や都道府県リーグのほか、実業団チームやクラブチームのほか、大学サッカーなどが該当します。
なお、第1種といっても大会によっては参加条件などがある場合もあります。
第2種とは
サッカーの第2種とは、18歳未満の選手で構成されたチームであり、一般に男子高校生世代のことです。
「ユース」「U-18」「高体連」といった世代であり、高円宮杯JFAU-18サッカーリーグ、全国高校サッカー選手権、インターハイやクラブユース選手権などが該当します。こちらもそれぞれ年齢のほか、「高体連かクラブチーム(J下部を含む)か」といった参加条件が別に定められているものも多いです。
全国高校サッカー選手権やインターハイは高体連の大会であり、J下部のチームは出場することはできません。
また、第1種や3種、4種と比較した際に、高校生世代ではJ下部以外のクラブチーム数が少ない特徴があります。
18歳以下の選手で構成される下部組織(U-18など)に所属しながら、Jリーグの公式戦に出場できる選手のことを「2種登録選手」といいます。
第3種とは
サッカーの第3種とは、15歳未満の選手で構成されたチームであり、一般に男子中学生世代のことです。
一般に「U-15」「Jr.ユース」「中体連」などが該当し、高円高円宮杯JFAU-18サッカーリーグ宮杯JFAU-15サッカーリーグ、全国中学校サッカー大会、日本クラブユースサッカー選手権(U-15)などがあります。
こちらも高校世代の第2種と同様、「中体連かクラブチームか」によって出場が分類される大会も多いです。また、2000年度以降、この第3種に女子選手の登録が認められており、第3種のチームと女子チーム双方が出場できる大会も存在します。
なお、この第3種より上の世代には、サッカーのコートやボールに違いはありません
第4種とは
サッカーの第4種とは、12歳未満の選手で構成されたチームであり、一般に小学生世代の世代のことです。「少年サッカー」とした場合、主にこの小学生年代のことを指します。
小学校にサッカー部があるケースはまれのため、地域のサッカークラブやサッカー小年団などが中心となります。また、女子選手の登録も認められています。
また、使用されるボールも小学校までは「4号級」であるほか、ゴールやピッチの大きさも小さいです。
女子(第5種)とは
女子サッカーは、第5種と呼ばれることもあり、規約上年齢に関する制限はありません。
世代別の大会も行われているものの、男子と比較すると競技人口が少なくいため、出場することができる大会が限られてしまっています。
なお、男子サッカーと女子サッカーに、ルールの違いはありません。
シニア
40歳以上の選手で構成されるチームのことです。2000年に新たに設置された登録区分です。
なお、40歳以上のほかにも、60歳以上、50歳以上限定の大会も存在しています。