「ネガティブトランジション」「ネガトラ」という言葉を聞いたことがありませんか?ポジティブトランジションは、サッカーに置いて比較的最近に重視されてきた言葉で、このネガトラ時の約束事にも大きな変化が洗われてきています。今回は、ネガティブトランジションとはどのようなものなのか、選手やチームはどのような選択肢があるのかをわかりやすく解説していきます。
ネガティブトランジションとは?
ネガティブトランジションとは、ネガトラとも略され、ボールを相手に奪われた直後の攻撃から守備へ転換する短い時間帯のことです。
現在のサッカーはプレーリズムが高速化したことで、攻撃と守備が移行する途中とも言える瞬間にも名前をつけ、定義する必要が出てきました。そして、ボールを奪う、または奪われた直後(=ボールを保有するチームが変化する)の短い時間帯のことを「トランジション」と定義されました。なおネガティブトランジションとは逆に、相手が保持していたボールを奪い、守備から攻撃に移り変わる状況のことを「ポジティブ・トランジション(ポジトラ)」といいます。
ネガティブトランジションの対応
ボールを奪われた瞬間であるネガティブトランジション時では、相手選手はボールを奪うことにエネルギーを使用しているため、安全にボールを回すことができる状況が整っていないことが多いです。そのため「5秒ルール」というように「ボールを奪われた場合には、5秒間は全力でプレスをかけて奪い返す」サッカーにおけるチームの約束事(ディシプリン)のことが導入されることもあります。