サッカー用語集

「ポゼッション」とは?よくわかるサッカー用語解説!

2021年11月7日

ポゼッションとは?

ポゼッションとは、所有・支配という意味であり、サッカーにおいてボールをキープしていること、またはそのキープしている割合のことです。サッカーにおいては、野球のように攻守のタイミングが決まっているわけではなく、試合時間の中で双方のチームがお互いにボールをキープすることになります。そのため、ポゼッションが高いチームのほうが試合を有利に運んでいる可能性が高いといえます。試合時間のうち、どちらのチームがどれくらいの時間ボールをキープしていたかを、ポゼッション率(=ボール支配率)として発表されます。

ポゼッションの例

ポゼッションの発表が以下のようであった場合、両チームのボール支配率は以下の通りと考えることができます。

チームポゼッションボールキープ時間
A40%36分(90分*40%)
B60%54分(90分*60%)
45分ハーフの場合のポゼッションの例

ポゼッションが高いほうが勝つわけではない

しかし、サッカーにおいては必ずしもボールポゼッションが高いチームが勝つとは限りません。相手にボールを持たせる戦術も存在するため、一概にポゼッションの数値だけでは数値だけではチームの優劣をつけることはできません。

「相手よりボールを保持したからといって勝てるわけではない。ポゼッション(ボール支配)率が高ければ勝てるというのは真実ではない」by元日本代表監督ハリルホジッチ

ポゼッションサッカー

極端な言い方となりますが、自分のチームがボールを相手に奪われない限り、得点のチャンスは生まれず、常に攻撃のチャンスとなります。いわば「攻撃は最大の防御」なのです。

あまりロングパスを使わずに、ゴールキーパーディフェンスラインからショートパスを中心にビルドアップし、ボールポゼッション率を高めて相手を崩していく戦術をポゼッションサッカー(=ポゼッションフットボール)と言います。ポゼッションサッカーは高い技術を持ったチームが相手に対し積極的に攻撃を仕掛けていく戦術になることが多いため、ボールポゼッション率が低くなりやすく、相手より戦力で劣るチームが使うことが多いカウンターサッカーと対比されることが多いです。

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