パントキック(サッカー)

サッカー用語集

「パントキック」とは?サッカー用語をわかりやすく解説!

2021年10月30日

パントキックとは?

パントキックとは、ゴールキーパーが手で持っていたボールを手から落とし、地面につく前に蹴る技術のことです。

近代サッカーでは、ゴールキーパーにもビルドアップが求められているなか、GKから放たれるパントキックの重要度が非常に増してきています。

一方、同様にボールが地面についた瞬間に蹴ることを「ドロップキック」といいます。

パントキックは大きく分けて「横」と「縦」の2種類

現在はそのような分類をされることはほとんどなくなりましたが、パントキックは、「サイドボレー方式:欧米型」と「正面キック:南米型」という2種類に分類されていました。

南米型とはサイドボレー方式でボールを蹴り出す方法です。ボールがライナー性で飛ぶため到達時間が早いほか、味方がトラップしやすいため、プロのGKのほとんどがこちらを利用しています。しかしフォームを確率するまでに時間がかかるなど、高い技術を必要とします。

欧米型とは、まっすぐ縦に足を降って蹴る正面キック方式です。ボールが高く上がりやすいですが、習得が簡単なため、小学生などの育成世代でよく見られます。

パントキックはオフサイドが適用される

パントキックと同様にGKが行うことが多いゴールキックは、オフサイドが適用されません。しかし、パントキックやドロップキックはあくまでインプレーですので、オフサイドが適用されます。なお、パントキックがそのまま相手ゴールに入っても得点が認められます。

パント聞くの世界記録は約75m

なお、2018年に、高いキック力と制度で定評のあるブラジル代表GK、エデルソン選手がパントキックで約75.3メートルのキックを行い、世界最長のパントキックとしてギネス記録に認定されました。

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