サッカー用語集 ファウル

「シミュレーション」とは?減っている?よくわかるサッカー用語解説!

2022年4月19日

シミュレーションとは?

シミュレーションとは、ファイルを受けた様に振りをして、主審を騙そうとする行為のことです。

シミュレーションと判断された場合、即刻イエローカードの対象となります。

ひらたく言えば、「相手のファウルのでっちあげ」であり、実際には発生していないPKの獲得や、時間稼ぎなどを目的に行われる反スポーツ行為で、TVなどでスロー映像などを繰り返し報道されることから、大きな批判の対象となります。シミュレーションと判定された場合、イエローカードとともに、相手側に間接フリーキックが与えられます。

仮に「オフェンス側のボールホルダーの選手がDFと接触し、ペナルティエリア内で転倒した」ということが発生した際、主審は、

  • トリッピングなどのファイルによろファウルで転倒した(PKが与えられる)
  • ノーファールでディフェンス側が防ぎ切った
  • ファウルではないが、バランスを崩すなど別の理由で転倒した
  • PK獲得のために主審を欺くために転倒した

など様々な可能性から判定を下さなければならず、「PKなのかどうか」は試合に大きな影響を与えることが確実ななか、なか、難しい判断が求められる事になります。ここを使用したシュミレーションによって、結果的に得点が決まったり、試合の流れが変わったことがあることもまた事実です。

なお、相手のスライディングやタックルを受けて、ファウルを受けたように倒れ込む行為を「ダイブ」と呼ばれることもあります。しかし、相手からの激しいディフェンスから身を守るために飛ぶ場合もあるため、ダイブ=シミュレーションとは一概には言えません。

VARによりシミュレーションは減少傾向

なお、シミュレーションは、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の導入により、国際的な大会でのシミュレーションは減少傾向にあるようです。仮にシミュレーションにより一旦PKが判定されたとしても、VARを主審がチェックされ判定が明確に間違っていると判断された場合、その判定は訂正されます。ずる賢さや駆け引きを意味する「マリーシア」の1つとも言われることがあるシミュレーションを、PK獲得のために行うメリットは少なくなっています。

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