サッカー戦術解説 ディフェンス

「オールコートマンツーマン」とは?なぜ採用される?サッカー戦術解説!

2022年4月20日

オールコートマンツーマンとは?

オールコートマンツーマンとは、各選手がそれぞれ相手選手にマークにつく、マンツーマンディフェンスを、ピッチ全体(オールコート)で行う戦術のことです。

細かい部分はチームごとに異なるものの、ディフェンス時に、相手ボールホルダーを含むフィールドプレーヤーにマンツーマンディフェンスを敷き、パスコースを塞ぎつつ、相手を追い詰めます。バスケットボールのディフェンスなどでも使用される言葉です。

基本的にはゾーンディフェンスが主軸だが、なんらかの目的で稀に採用されることも

サッカーの守備戦術を大きく分けると、

  1. ゾーン
  2. マンツーマン

の2種類に分かれます。近代サッカーにおいては、基本的にはゾーンディフェンスを用いて、コーナーキックなどのセットプレー時や、特定のキープレーヤーを封じる場合など、「局所的にマンツーマンを使用する」というのがセオリーでした。

マンツーマンディフェンスは、

  • 非常に多くの運動量を求められるためスタミナ的に厳しい
  • 1人でもマッチアップに負けると大きなピンチに陥る
  • 相手のフォーメーションに合わせて対応しなければならない
  • 攻略法が研究され尽くしている

などのデメリットから、ピッチ上全てでマンツーマンを行うチームは、現代サッカーではほとんどありませんでした。しかし、

など、様々な理由により、デザインされたオールコートマンツーマンが採用されることも稀に存在します。

-サッカー戦術解説, ディフェンス