3Rとは?
3Rとは、2002年日韓W杯のセレソン(ブラジル代表)の攻撃陣、ロナウド、リバウド、ロナウジーニョの3人の愛称のことです。
ロナウドは8得点を記録し大会得点王となるなど、全7試合を全勝&18得点5失点という攻撃力を持って優勝を果たしました。
この3名に超攻撃的サイドバック「ロベルト・カルロス」を加え、4Rと言われることもあります。
実は守備的な戦術でもある
3Rのブラジル代表は攻撃的なイメージが残るものの、実際には守備的な3-5-2システムを採用しています。
選手を並べ、両サイドは攻守ともに貢献できるプレーヤー(左はRカルロス、右にカフー)です。ボールを奪えばカウンターでボールを運び、3Rの攻撃力でゴールを奪うという戦術が基本的なものでした。
参照:ブラジル代表 2002年【第17回W杯優勝メンバー・フォーメーション】(外部リンク)
南米予選は3Rではなかった
02年大会の南米予選では、ブラジル代表は実は出場にかなり苦戦しています。最終予選は最終的に3位で出場したものの、プレーオフに回る5位は予選敗退となるチームとの勝ち点差はは3しかなく「初の予選敗退」すらも考えられるほどでした。しかし、
- W杯予選で活躍したロマーリオを代表から落とし、怪我から復帰したばかりのロナウドを復帰
- 伝統的な4-4-2から、アルゼンチンが伝統的に使用する3-5-2にフォーメーション変更
という改革を行い、大きな批判を受けたものの、結果として優勝に導いて国内の批判を封じる形となりました。
監督は、ジュビロ磐田でも監督を勤めたほか、ミネイロンの惨劇でもセレソンを引きたスコラーリ氏です。
ブラジル代表のニックネーム
- 黄金のカルテッド
- カルテット・マジコ(06年W杯の攻撃陣。3Rのロナウドやロナウジーニョも含む)