ゴールポストとペナルティエリアの角を結ぶ線

サッカー戦術解説

【図解】「ビエルサライン」とは?具体的にどこ?わかりやすいサッカー用語解説!

2022年5月25日

ビエルサラインとは?

ゴールの85%はビエルサラインより内側から生まれるとされる

ビエルサラインとは、ゴールポストペナルティエリアの角を結んだ線のことです。

アルゼンチン人監督マルセロ・ビエルサ氏が提唱した理論で、上記の図のようにビエルサラインより内側で全体の85%のゴールが決まるとしています。

実際にビエルサラインを元にゴール数を分析した結果なども存在し、有効性が指摘されることも多いです。

逆にビエルサラインより外側でのゴールは少ない≒シュート決定率も低いと考えることもできます。

ビエルサラインの応用

ビエルサラインより外側では、ゴールまでの角度がなく、DFとGKによって簡単にシュートコースを塞がれてしまいます。このことから、ビエルサラインを用いて、チームごとに約束事(ディシプリン)や優先順位を決めておくこともあります。

攻撃側のビエルサライン応用の例

  • ビエルサラインの内側からシュートを狙う
  • 外側の場合、原則クロスやパスで内側への侵入を狙う

守備側のビエルサラインの応用の例

  • ビエルサラインの内側では積極的にプレスにいきシュートを打たせない
  • ビエルサラインの外側に逃すようにワンサイドカットなど狙う
  • ビエルサラインの外側の際に、スライディングなど危険なプレーを仕掛ず、クリーンな守備を心がける

ビエルサ氏の戦術には注目

ビエルサラインを提唱したマルセロ・ビエルサ氏は、「エル・ロコ(変人・奇人)」の異名を持つほどの戦術マニアとして知られる監督・指導者です。趣味が「サッカーの試合のビデオを収集」という戦術家で、彼の率いるチームや、その戦術は大きな注目を集めることが多いです。

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