サッカー戦術解説

【図解】アイソレーションとは?よくわかるサッカー戦術解説

2021年11月26日

アイソレーションとは?

アイソレーションとは、特定の味方プレーヤーを孤立させてスペースを作り、1対1で攻撃をさせる戦術・フォーメーションのことです。

元々分離・隔離・独立などを意味し突破力の高い味方をあえて味方も距離をとることで、1対1に集中させるのです。一度スペースを与えてスピードに乗せてしまえば、1対1では止めることが困難な選手がいる場合、その選手が得意とするエリアで1対1で勝負させるほうが有利となることがあります。強力なドリブラーがいるチームで、このアイソレーションは使用されます。

元々はバスケットボールで使用されていた言葉でしたが、近年ではサッカーやフットサルでも使用されるようになりました。

オーバーロードによるアイソレーション

オーバーロードの図解
ポジションを密集させることにより、味方を孤立させる

オーバーロードとは、特定のエリアに人数を集中させる戦術のことです。オーバーロードで集中したエリアでは、プレーヤー通しの距離感が縮まりコンパクトなパス回しが可能になります。そしてその密集したエリアには、相手プレーヤーも密集するため、結果的に「密集していないエリアの味方プレーヤー」が孤立することにつながり、1対1を仕掛けやすい状態となるのです。基本的にアイソレーションは、どこかしらのエリアやタイミングでのオーバーロードと併用して使用されます。

偽サイドバックによるアイソレーション

偽SBによるウィングのアイソレーション
偽SBによるウィングのアイソレーションと相性がいい

自分チームがボールを保有した際に、サイドバックが中央に絞りアンカーと同じような高さにポジショニングする戦術である「偽サイドバック」は、ウィングに1対1をさせる機会を増やすアイソレーションと相性がいい戦術と言えます。偽サイドバックの詳細は、下記をご覧ください。

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