サッカー戦術解説

「ロングカウンター」とは?採用するチームは?よくわかるサッカー戦術解説!

2022年5月11日

ロングカウンターとは?

ロングカウンターは自陣深くに守備ブロックを敷きカウンターを狙う

ロングカウンターとは、ディフェンスラインを下げて守備ブロックを敷き、ボール奪取とともにロングボールなどにより素早く攻撃を仕掛けるカウンター戦術のことです。

試合時間の多くを相手の攻撃に耐え、ボールを奪った瞬間であるポジティブトランジションが攻撃のスイッチとなり、すぐにロングボールや縦パスで前線へ繋げ、前掛かりになっている相手の守備陣系が整う前にゴールを狙います。相手にボールを持たせる時間が多くなるためボールポゼッションが低くなりやすく、戦力的に劣るチームが採用することが多く、しばしば「ジャイアントキリング」が発生します。

多くの場合リトリートと併用

ロングカウンターを狙う場合、ボールロストをした場合すぐに自陣に戻り守備ブロックを形成する守備戦術「リトリート」と併用されます。

対義語はショートカウンター

ロングカウンターが守備ブロックを後に敷いて相手の攻撃に備えるのに対し、ハイプレスで相手のビルドアップをする前に積極的にボールを奪い、奪った瞬間すぐに攻めるカウンターを「ショートカウンター」と言います。

プレッシャーを強くかける場所の違いから、ロングカウンターの場合のボール奪取位置はディフェンシブサードが多くなるのに対し、ショートカウンターの場合はミドルサードなどの事前にきめた「狙いどころ」となることが多いです。

カウンターでのゴールは爽快

-サッカー戦術解説