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【図解】「ミドルサード」とは?具体的にどこ?誰にでもわかりやすく解説!

2020年10月9日

サッカー観戦や記事を読んでいく中で、「ミドルサード」という言葉を耳にすることはありませんか?サッカーは様々な用語や現在のトレンドなどを知ることによって、何倍も楽しく・深くサッカーを楽しむことができます。

今回は、サッカー用語「ミドルサード」について誰にでもわかりやすく解説していきます。

ミドルサードとは?

ミドルサードの図解
ミドルサードの図解

ミドルサードとは、サッカーのピッチを横に3つに分割した時に、センターラインである中央の3分の1のピッチのことです。

近い言葉では「中盤」と言われることもあり、ミドルサードはオフェンス時においても、ディフェンス時においても非常に重要なゾーンになります。オフェンス時においてミドルサードは、攻撃する上で多くの選手が密集するなか、ボールを失えばすぐに失点へと繋がる可能性があるため、高いテクニックとチームの連動性が求められます。ミスせずにどう攻撃のリズムを作り出すかが重要になるのです。

「サードオブザピッチ」の考え方

サード・オブ・ザ・ピッチの図解
サード・オブ・ザ・ピッチの図解

ミドルサードのように、ピッチを3つに分ける考え方を「サードオブザピッチ」といいます。ミドルサードに対して、相手ゴールに最も近い3分の1をアタッキングサード、自陣ゴールに近い3分の1をディフェンシブサードと言います。自チームにおいても相手チームにおいても、ミドルサードは同じゾーンを示しています。

ミドルサードの観戦の楽しみ方

中盤でのせめぎ合い

ミドルサードはオフェンス側がどのようにゴールへ向かう道筋を立てていくか、ディフェンス側がどのように相手攻撃を食い止めるかを楽しむことができます。

ミドルサードの攻撃

ミドルサードでは、相手にボールを奪われないようにしつつ、ドリブルやパスを駆使しながらリズムを作り、アタッキングサードにボールを運びゴールを奪う組み立てが重要になります。

ミドルサードでボールをもつと前後左右からプレッシャーを受けることになるため、広い視野や高いテクニックをもつ選手がプレーすることが多いです。1つのパスでゴールに直結するようなことができればいいのですが、近代サッカーの中ではそのようなディフェンス側のミスはあまり多くありません。また、リスクをとりドリブルをして一人二人抜いても大きなチャンスになることも少ないほか、ボールを失えばすぐにピンチとなります。

攻撃の流れを作り決定的な仕事をするゲームメーカーや、ミドルサードの後ろからゲームをコントロールするレジスタに注目です。

またディフェンシブサードに比べ、くさびスルーパスなどプレーの選択肢も広がる中、選手一人一人が周囲の状況からどのような攻撃を選択するかが試合の流れを大きく変えることがあります。

ミドルサードの守備

ミドルサードで相手からボールを奪うことができれば、失点の可能性が低くなるだけでなく、ゴールのチャンスを生み出すことも増えます。また、プレスを強くかけることで相手ゴールに近い位置でボールを奪い、ショートカウンターを仕掛けることもできです。つまり、ミドルサードを制することで、失点の危険も少なくしつつ、ゴールのチャンスをふやすこともできるのです。しかし、1試合を通してミドルサードからプレッシングをかけ続けるのは選手一人一人のスタミナと、高いチームの連動性が求められます。試合の展開によって、ミドルサードでの守備対応が変更されることもあります。

上記ではあくまで「一般的」な部分であり例えば相手ディフェンスがリトリートするような場合に、ミドルサードでディフェンダーがボールを容易に回すことができるでしょう。ミドルサードの扱い方は監督やチームの方針・優先順位によって大きく異なり、シーズンを通して楽しむことが可能です。

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