レイオフとは?サッカー用語解説!
レイオフとは、縦パスや楔(くさび)のパスを受けた選手が、サポートに来た3人目の選手にワンタッチやツータッチで落としのパスを入れることです。
の3人による連携プレーであり、「レイオフを受ける3人目の選手は前を向いてプレーすることができる」ため、効果的な攻撃・ビルドアップをすることができます。
うまく使用することで相手のプレスを無効化することもできるほか、攻撃の幅が広がるため、多くの試合でこのレイオフが行われています。
レイオフはカバーシャドウの対策として有効
カバーシャドウとは自分の背後に相手選手がいるようにしてパスコースを塞ぐポジションを取ることです。
基本的にプレスを行う場合、カバーシャドウを行い、パスコースを限定しながらボールフォルダーとの距離を縮めます。しかしパスコースを遮断されても、レイオフを用いることで、その遮断されていた選手にボールを回すことができます。
加えて、レイオフを行う選手が前を向く必要がなく、ワンタッチやツータッチで3人目へ出すため、ポストとなる選手がマークを外すのも一瞬でいいのです。そのため、レイオフは相手カバーシャドウへの対策としてよく行われます。
レイオフは攻撃の幅を広げられる
レイオフは、上記の3人目が前でボールを持てるほか、
- 守備側の目線がずれやすく、対応しにくい
- 楔や縦パスに対応した相手選手がもともといた位置にスペースが空きやすい
など様々な攻撃面でのメリットがあります。
加えて、「レイオフが選択肢にある」ということが相手ディフェンダーにプレッシャーをかけることにつながるため、攻撃の選択肢を広げることができるのです。
レイオフは技術的難易度も低い
攻撃のスイッチともなりうる縦パスには、相手DFによる厳しいプレッシャーがかかります。
様々な守備理論がある近代サッカーにおいては、ターンをして前を向くことも、ボールを収めることも簡単ではありません。
しかし、レイオフの場合、
- レイオフを行う選手は、自分の見ている方向にパスを出せる
- ワンタッチでボールを叩くため、マークを一瞬外せばいい
など、技術的なハードルも高くありません。
しかし、レイオフを行うには、3人それぞれのタイミングなどの連携が必須となります。