バイタルエリアとは?
バイタルエリアとは「センターバックと守備的ミットフィルダーの間のエリア」、または「得点につながるプレーが起きやすいエリア」のことです。
バイタル(vital)とは「極めて重要」という意味であり、バイタルエリアはラストパス1本や1人ドリブルでかわせば決定的なチャンスにつながるほか、シュートレンジでもあるため、オフェンス側はいかにバイタルエリアを活用するか、ディフェンス側はバイタルエリアをケアするか、ボールを入れさせないかを警戒しなければなりません。
もともとバイタルエリアは「得点につながるプレーが起きやすいエリア」という意味でしたが、現在は「ディフェンス側のセンターバックと守備的MFの間のエリア」を示すことが主流です。そのため、バイタルエリアは試合中常に変動しますが、ペナルティアーク付近となることが多いです。
優秀なプレースキッカーがいれば、バイタルエリアで相手に直接フリーキックを与えるのも大きなピンチになります。ミドルシュートを打たれてしまうため、誰かがチェックにいく必要はあります。しかしそこでマークにずれが生じたりスペースを開けてしまえば大きなピンチとなります。バイタルエリアは攻守ともに非常に重要なエリアなのです。
バイタルエリアとされる箇所
下記のような箇所が、バイタルエリアとされる箇所です。
- DFとCMT/DMT/ボランチの間のスペース(ここを示す場合が多い)
- ペナルティーエリア内のゴール幅と同じエリア
- 上記の2箇所
- ある特定のエリアで高確率で得点につながるプレーを選手がいる場合のそのエリア
「14ゾーン(ゾーン14)」の駆け引きは非常に重要
バイタルエリアが試合中変動するのに対し、サッカーのピッチを合計18個のゾーンに分ける理論において、ペナルティエリアの前のエリアを「14ゾーン(またはゾーン14)」と呼ぶことがあります。