ディシプリンとは?
ディシプリンとは、サッカーにおけるチームの規律・約束事・共通理解のことです。
サッカーでは、チーム全体の戦術やゲームプランに基づき、選手1人1人が状況に応じて、主体的にプレーを判断する必要があります。ディシプリンを定めて、チーム全員が共通の意識・ルールを持つことで、各プレーヤーが組織としてが行うべきプレーの共通認識を持つことができます。
フットサルのほか、「ピッチ外での生活面」やビシネスでも用いられることもあり、チームによって様々なものが定められていることがあります。
ディシプリンは元日本代表監督フィシップ・トルシエ氏がチームに強く求めたことで話題になりました。
コレクティブとは?
コレクティブ(collective)とは、和訳すると”組織的・集団的”という意味で「チームとして規律を持ったサッカー」を示しています。
コレクティブは、比較的集団的なスキル・能力的な部分に表現が使われることが多いです。
ディシプリンの例
ディシプリンは各チームで様々なものがあります。ここでは大まかな一部をご紹介します。
相手がボールを持った際の対応:ディシプリンの例
「相手がボールを持っているとき」の戦術は大きくわけて、「ハイプレス」と「リトリート」があります。
ハイプレスとは、相手がボールを持っている時、前線から積極的にプレッシャーをかけてボールを奪いに行く守備戦術のことです。
リトリート(retreat)とは、「退却・後退」を意味し、相手にボールを奪われた場合、すぐに自陣に戻り、守備ブロックを形成して守るサッカーの守備戦術のことです。
相手が相手陣地でボールを持っている際の、プレスをかける位置やリトリートの具合といった細かい戦術は、チームとして様々ですが
- 積極的にボールを奪いにいく
- まずは戻りブロックを固める
という対局する2つを、ディスプリンとして理解しておくことで、より戦術が浸透しやすいほか、間延びを防ぐなど様々なメリットがあります。
5秒ルール:ディシプリンの例
5秒ルールとは、「ボールを奪われた場合には、5秒間は全力でプレスをかけて奪い返す」サッカーにおけるチームの約束事のことです。
具体的な秒数などは、ボールを奪われた位置や相手の戦術にもよりますが、現在では多くのチームでこの約束事が導入されています。