サッカー用語集 愛称・ニックネーム

【図解】デル・ピエロ・ゾーンとは?似た言葉はある?サッカー用語解説!

デル・ピエロ・ゾーンとは?

左斜め45°

デルピエロゾーンとは、ペナルティエリアの左側、特にゴールから斜め45度のエリアのことです。

デルピッポでも有名なイタリア代表FW、アレッサンドロ・デル・ピエロ選手が、この位置から効き足である右足で、ゴールの右上にファーサイドに巻いたシュートで得点を量産したことで、このエリアが「デルピエロゾーン」と言われることになりました。

カットインして効き足でファーサイドにシュートを決めるというプレー自体は、決して珍しいものではありません。多くのプレーヤーがこのカットインシュートを得意としています。しかし、ピッチ上のエリアの呼び方に、選手の名前が由来することなどほとんどありません。デルピエロ選手の左からのファーサイドへのカーブシュートは、それほどまでに洗練されており、人々に多くの印象を残したのです。

デルピエロゾーンからの右上へのシュートが印象に残っていますが、ニアサイドへの早いシュートや、切り返して左足でのゴールも多く決めています。デルピエロの洗練されたカーブシュートは「わかっていても止められない」ため、相手に強制的に対応を迫り、結果的に多くのチャンスを作り出すのです。

「強力な武器がある」ことは、それだけで相手に大きなプレッシャーを与えるのです。

選手名が由来となるサッカー用語

デルピエロゾーンと同様、選手名が由来となったサッカー用語などは他にも多く存在します。

  • マシューズフェイント
  • クライフターン
  • アラバ・ロール
  • マケレレ・ロール

ビエルサ・ライン

ゴールポストとペナルティエリアの角を結ぶ線
ゴールの85%はビエルサラインより内側から生まれるとされる

デルピエロゾーンの「斜め45°」に関係し、ゴールポストペナルティエリアの角を結んだ線のことを「ビエルサ・ライン」と言います。アルゼンチン人監督マルセロ・ビエルサ氏が提唱した理論で、上記の図のようにビエルサラインより内側で全体の85%のゴールが決まるとしています。

ニアゾーン

ニアゾーンの図解
ニアゾーンの図解

ニアゾーンとは、ポケットとも呼ばれ、ハーフスペースにおける相手ゴールに近いエリアのことです。デルピエロゾーンは、いわば左側のニアゾーンとも考えることができます。日本ではサッカー用語の解釈が人によって違うことも多いため注意が必要ですが、昔からサッカーにおいて非常に重要なエリアと考えられていることは間違いありません、

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