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【図解】ニアゾーン(=ポケット)とは?重要視される3つの理由!サッカー用語解説!

ニアゾーン(ポケット)とは?

ニアゾーンの図解
ニアゾーンの図解

ニアゾーンとは、ポケットとも呼ばれ、ハーフスペースにおける相手ゴールに近いエリアのことです。

多くの場合、ハーフスペースの相手ペナルティエリア内のことを指しています。ニアゾーンという言葉自体は、5レーン理論やポジショナルプレーなど比較的新しいサッカー用語ですが、決定的なシュート、パスを双方で決定的な仕事がしやすいため、エリアとしては何年も昔から重視されてきました。

このニアゾーンを活用する戦術、得意とする選手が多く存在します。

ハーフスペースの詳細

ニアゾーンが重視される3つの理由

ニアゾーンが重視される理由として以下の理由が挙げられます。

決定的なチャンスとなる選択肢が多い

決定的な仕事ができる手段が多い

ニアゾーンは、シュートコースが空いていればシュートを打つことができます。カットインからのシュートを得意とする選手も多いです。

そのため相手DFはボールホルダーに対応せざるを得ません。しかしその選手に集中してしまい、他の選手がフリーになってしまえば、決定的なラストパスとなります。

  • そのままシュート
  • GKとDFの間へパス
  • マイナス方向にパス

など、ニアゾーンでは、シュートもパスも可能なだけでなく、決定的なものとなりやすいのです。

相手DFがボールウォッチャーとなりやすい

ニアゾーンに攻め込まれるとボールウォッチャーになりやすい

ニアゾーンに攻め込まれた場合、相手DFはボールを見ている際に、自分のマークを同一視野に入れにくくなります。そのため、ボールウォッチャーになりやすく、FWのオフ・ザ・ボールの動きだしに対応しにくいのです。

真ん中よりも侵入していきやすい

守備の基本として「中央」のエリアを固めることが基本となります。ニアゾーンは、ゴール中央とは少しズレているため、中央と比較した際に侵入がしやすいのです。

ニアゾーンに似た概念・言葉

ニアゾーンは、5レーン理論やポジショナルプレー、ハーフスペースなどと関連する比較的新しいサッカー用語です。しかし、位置としての重要度が高く、似たような位置を示す様々な言葉があります。

ビエルサライン

ゴールポストとペナルティエリアの角を結ぶ線
ゴールの85%はビエルサラインより内側から生まれるとされる

ニアゾーンと似た概念として「ビエルサライン」という言葉があります。

ビエルサラインとは、ゴールポストペナルティエリアの角を結んだ線のことです。アルゼンチン人監督マルセロ・ビエルサ氏が提唱した理論で、上記の図のようにビエルサラインより内側で全体の85%のゴールが決まるとしています。

ビエルサラインの詳細はこちら

デルピエロゾーン

元イタリア代表アレッサンドロ・デルピエロ選手が得意としていた、ペナルティエリアを3つに分けた左側のエリアのことです。

特にゴールまでの角度がある隅あたりを指しています。現役自体のデルピエロ選手は、右足でファーポストへ巻いていくシュートによるゴールを量産したことから、この名称がつけられました。

カットインしてファーにカーブをかけたシュートを決めるのは、非常に昔からあったプレーです。それなのにも関わらず、彼の名称がつけられるほど、多くの芸術的シュートを決めています。

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