ニアゾーン(ポケット)とは?
![ニアゾーンの図解](https://tele-saka.com/wp-content/uploads/2021/11/%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%82%BD%E3%82%99%E3%83%BC%E3%83%B3_%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%82%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99-1.jpg)
ニアゾーンとは、ポケットとも呼ばれ、ハーフスペースにおける相手ゴールに近いエリアのことです。
多くの場合、ハーフスペースの相手ペナルティエリア内のことを指しています。ニアゾーンという言葉自体は、5レーン理論やポジショナルプレーなど比較的新しいサッカー用語ですが、決定的なシュート、パスを双方で決定的な仕事がしやすいため、エリアとしては何年も昔から重視されてきました。
このニアゾーンを活用する戦術、得意とする選手が多く存在します。
ニアゾーンが重視される3つの理由
ニアゾーンが重視される理由として以下の理由が挙げられます。
決定的なチャンスとなる選択肢が多い
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ニアゾーンは、シュートコースが空いていればシュートを打つことができます。カットインからのシュートを得意とする選手も多いです。
そのため相手DFはボールホルダーに対応せざるを得ません。しかしその選手に集中してしまい、他の選手がフリーになってしまえば、決定的なラストパスとなります。
- そのままシュート
- GKとDFの間へパス
- マイナス方向にパス
など、ニアゾーンでは、シュートもパスも可能なだけでなく、決定的なものとなりやすいのです。
相手DFがボールウォッチャーとなりやすい
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ニアゾーンに攻め込まれた場合、相手DFはボールを見ている際に、自分のマークを同一視野に入れにくくなります。そのため、ボールウォッチャーになりやすく、FWのオフ・ザ・ボールの動きだしに対応しにくいのです。
真ん中よりも侵入していきやすい
守備の基本として「中央」のエリアを固めることが基本となります。ニアゾーンは、ゴール中央とは少しズレているため、中央と比較した際に侵入がしやすいのです。
ニアゾーンに似た概念・言葉
ニアゾーンは、5レーン理論やポジショナルプレー、ハーフスペースなどと関連する比較的新しいサッカー用語です。しかし、位置としての重要度が高く、似たような位置を示す様々な言葉があります。
ビエルサライン
![ゴールポストとペナルティエリアの角を結ぶ線](https://tele-saka.com/wp-content/uploads/2022/05/%E3%83%92%E3%82%99%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3_%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%82%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99-1.jpg)
ニアゾーンと似た概念として「ビエルサライン」という言葉があります。
ビエルサラインとは、ゴールポストとペナルティエリアの角を結んだ線のことです。アルゼンチン人監督マルセロ・ビエルサ氏が提唱した理論で、上記の図のようにビエルサラインより内側で全体の85%のゴールが決まるとしています。
デル・ピエロ・ゾーン
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デルピエロ・ゾーンとは、元イタリア代表アレッサンドロ・デルピエロ選手が得意としていた、ペナルティエリアを3つに分けた左側のエリアのことです。
特にゴールまでの角度がある隅あたりを指しています。現役自体のデルピエロ選手は、右足でファーポストへ巻いていくシュートによるゴールを量産したことから、この名称がつけられました。
カットインしてファーにカーブをかけたシュートを決めるのは、非常に昔からあったプレーです。それなのにも関わらず、彼の名称がつけられるほど、多くの芸術的シュートを決めています。