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インターセプトとは?メリットやうまく行うコツは?サッカープレー解説!

2022年6月23日

インターセプトとは?

パスが通る前にボールを奪うこと

インターセプトとは、相手がパスを出した際に、パスが受け手にわたる前にボールを奪う守備のプレーのことです。

インターセプト(intercept)は英語で「遮断・迎撃・横取り」を意味しており、相手のパスコース・タイミングを予測して、素早くパスが通る前にボール奪取します。

個人・チームとして相手を追い込みつつ、マークしている選手に対し適切なポジショニングを取り、「わざとパスを出させて」インターセプトを行うことも重要です。

多くのプロリーグで、選手ごとのインターセプトの回数が記録されています。

インターセプトとパスカットの違いは?

インターセプトは「パスカット」と呼ばれることもあり、双方とも原則同じパスが通るまえに奪うことを示しています。

サッカーで「カット」とは、ボールを奪うプレー全体を示し、ドリブル中などに奪うシーンも含まれます。パスカットは、この「カット」と「パス」を組み合わせた和製英語であるため、日本でのみ通じる言葉です。世界的にはこのプレーを「インターセプト」と呼ぶことが一般的です。

インターセプトのメリット

インターセプトは、「ディフェンスで最も優先すべきプレー」とされることもあります。インターセプトのメリットとして、以下のようなものが挙げられます。

カウンターにつながりやすい:インターセプトのメリット

インターセプトでボールを奪うことができれば、パスの受け手を置き去りにすることができるため、カウンターのチャンスへとつながることも多いです。

ボールを保持しているチームは幅を持っていることが多く、インターセプトに成功した際に守備が整っていないこともあります。特にアタッキングサードミドルサードでなど高い位置で、相手のビルドアップ中にインターセプトできれば、そのままショートカウンターを実行することができます。

そのため、1対1の守備においても、ボールを奪えるのであれば、最優先はインターセプトと言われます。

なお、仮にインターセプトを失敗し相手にパスが通ってしまった場合、逆にボールホルダーを自由にさせてしまいます。そのため「成功するかどうか」を見極めてインターセプトを実行する必要があります。

インターセプトが狙えずとも、パスの受け手に対しトラップの瞬間を狙ったり、しっかりとアプローチして自由にさせないことも重要です。

アプローチの詳細

フィジカルコンタクトが必要ない:インターセプトのメリット

相手のパスを奪うプレーのため、インターセプトをする際にフィジカルコンタクトが必要ありません。

いわば「予測と間合い」でボールを奪うプレーのため、相手のほうがフィジカルが有利でもボールを奪うことが可能です。

インターセプトのコツは?

インターセプトを成功させるためには、以下のようなスキル・コツが必要と言われています。

  • パスコースの予測
  • チームとしてパスコースを限定させる守備
  • 裏を取られないようにしつつ、パスが出た瞬間に奪いにいくことができるポジショニング
  • パスを奪いにいくタイミング
  • インターセプトをするのか、アプローチするのかの状況判断能力
  • インターセプトを狙っていることを相手に悟らせない

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