サッカーのプレー・テクニック

「ラインブレイク(ラインブレイカー)」とは?わかりやすいサッカー用語解説!

2022年5月19日

ラインブレイク(ラインブレイカー)とは?

ラインブレイクとは、ディフェンスラインの裏をとること

ラインブレイクとは、スルーパスなどに合わせて相手の最終ラインの裏に抜け出すことです。

相手ディフェンスライン(Line)を破る(Break)という造語であり、成功すれば相手GKとの1対1となり大きなチャンスとなります。爆発的なスピードによって裏へ抜け出すプレーヤーのほか、必ずしもスピードはなくとも相手DFとの駆け引きの長けていることにより、ラインブレイクを得意とするFWは多く存在します。

裏への抜け出しを武器とする選手を「ラインブレーカー」と呼ぶこともあります。

抜け出すタイミングと連携が非常に重要

ラインブレイクをすれば大きなチャンスとなりますが、パスの受け手が抜け出すのが早すぎたり、パスを出すタイミングが遅ければ、オフサイドとなってしまいます。

逆に抜け出すのが遅かったり、パスが出すタイミングが速すぎたりパススピードがずれれば、相手DFやGKに対応されてしまい、そのパスが通る可能性は低いです。

パスの受け手のフリーランニングマークをはがすといった動きだし、出し手のタイミングや精度、アイコンタクトなどによる双方の連携などがラインブレイクには必要になります。

フィリッポ・インザーギ選手は「オフサイドラインで生まれた男」とコメントを受けるほどのラインブレイカー

「プルアウェイ」が基本の動き

プルアウェイとは、相手ディフェンダーに近づいていき、急激にスペースに動き出してマークから離れボールを受けるオフ・ザ・ボールの動きのことです。

相手の裏を取る際の1つであり、FWの基本的な動き出しになります。

ハイライン戦術は裏に大きなスペースがあるという欠点がある

ハイプレスを敷くとDFの裏に広大なスペースができる

ディフェンスラインを通常よりも高く保つハイラインを敷く場合、DFとGKの間に大きなスペースが生まれることになります。そのため、相手に裏のスペースを狙われることが多くなります。

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