サッカーのルールについて

サッカーの「得失点差」とは?ケース別にわかりやすく解説!

2022年11月14日

得失点差とは?

得失点差(とくしってんさ)とは、サッカーのおける総得点と総失点の差のことです。

リーグ戦やW杯のグループリーグなどで順位をつける際に、試合の結果に応じて与えられる「勝ち点」が並んだ場合に、全てのゴールの合計数から、全ての失点数を差し引いた「得失点差」を比較して順位が決定されます。得失点差は、該当する全ての試合での試合の合計で計上され、全ての得点のことを「総得点」と言い、この得失点差が同じ場合、得点の数が多いチームが上位となります。

一般に、リーグ戦で順位を決める場合には、勝ち点、得失点差、総得点、直接対決、フェアプレーポイント、という優先順位で決定します。すなわち、勝ち点が並んで初めてこの得失点差が順位に影響します。

例で得失点差を解説!

A.B.C.Dという4つのチームのグループリーグで、以下のような結果がとなったとします。

ABCD
A△ 0-0○ 2-0○ 2-0
B△ 0-0○ 1-0○5-0
C× 0-2× 0-1◎ 10-0
D×0-2×0-5×0-10

この場合の4チームの勝ち点などを整理すると以下の通りです。

チーム勝ち点得失点差総得点
A7+44
B7+66
C3+710
D0-170

まずは優先されるのは「勝ち点」です。そのため、AとBが勝ち点7で並んでいるため、総得点の高いBが1位、Aが2位となります。そして、3位はCです。すなわち、得失点差が仮に他のチームより優れていたとしても、勝ち点が上回って初めて順位に影響するため、まずは勝ち点をとることが大前提となります。

その勝ち点が並んだ際に、この得失点差が影響してくるため、「同じ勝利でも、点数をつけて勝利したほうが、順位づけに有利になる」のです。

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