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バニシングスプレーとは?いつから?何のために使う?サッカー用語解説!

バニシングスプレーとは?

バニシングスプレーは直訳で「消えるスプレー」を意味し、サッカーにおいて主審が一時的にマークを描くために使用する、一定時間後に消えるスプレーのことです。

パニシングスプレーを使用することによって、フィールド上にすぐに消える線を描くことができ、その後のプレーに影響を与えません。使用するかどうかは主審の裁量に委ねられており、ゴールまでの距離が近い、ペナルティエリア付近でのフリーキックの場面などで使用されます。

バニシングスプレーを使用する理由

バニシングスプレーは、基本的にゴールまでの距離が近く、複数枚の壁が作られるようなフリーキックで使用されます。バニシングスプレーで線を敷いて明確に位置を示し、ゲームをスムーズに進めるという目的があります。

そのため、ゴールまでの距離があったり、クイックリスタートが行われるようなケースで使用されません。

壁の位置を示す:バニシングスプレーの用途

フリーキックの際に守備側が作る「壁」は、ボールに近ければ近いほどシュートコースを塞ぐことができます。しかし、守備側の壁はボールから9.15m以上離れなければなりません。壁がじりじりと前に出るようなことを防ぐため、バニシングスプレーで線を引き、「壁がギリギリ近づける位置」を示します。

ボールの位置の固定:バニシングスプレーの用途

ボールの位置をバニシングスプレーで指定

逆にフリーキックの攻撃側の場合、「ボールをファウルが発生した位置よりも少し前に出す」ことが可能になります。こういったことを防ぐため、バニシングスプレーによってボールをおける位置を示すことがあります。

バニシングスプレーはいつから導入された?

バニシングスプレーは、プロスポーツレベルでは2000年代から南米を中心に徐々に広がっていきました。そこから、U-20やU-17といった若年世代に次々に採用され、W杯では2014年大会(ブラジル)にて正式採用されました(W杯で初めてバニシングスプレーを使用したのは西村雄一主審)。

Jリーグでは、バニシングスプレーを2015年より導入(14年ナビスコカップ決勝で試験運用、J3は17年から)されており、主審が腰のホルスターにて携帯しています。

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