サッカーの「インプレー」と「アウトオブプレー」の意味は基準についてしっかりと理解していますか?ここでは、インプレーとアウトオブプレーを分ける基準や、細かいルールについてわかりやすく解説していきます^^
「インプレー」と「アウトオブプレー」とは?
インプレーとは、サッカーのフィールドの内側にボールがあり、プレーが続行している状態のことです。
逆にボールがタッチラインやゴールラインを完全に割った場合や、ファウルなどによって試合が一時的に試合が中断した状態のことを、アウトオブプレーといいます。
言い換えれば、このアウトオブプレー以外の時間はインプレーであり、プレー時間のほとんどはインプレーです。このインプレーなのか、アウトオブプレーなのかという判断は主審・副審が決定します。
タッチラインからボールが出た際にはスローイン、ゴールラインを割った場合はゴールキックまたはコーナーキック、ファウルがあった場合には直接FKまたは間接FK、選手の負傷など審判が何らかの理由でプレーを止めた場合などには、ドロップボールによって試合が再開します。
「ボールインプレー」「ボールアウトオブプレー」と表現されることもあります。
ライン上はピッチと扱われるため全てインプレーとなる(ラインを完全に割ればアウトオブプレー)
ピッチ上や空中に関わらず、ボールがタッチラインやゴールラインを「完全に」超えなければ、インプレーとなりプレーは続行します。
同様に、ゴールとなるか否かの判断も「完全にゴールラインをこえなければ」ゴールと判定されません。わずかでもボールがライン上に残っていれば、インプレー扱いとなります。
本来アウトオブプレーになるような軌道のボールが、ゴールポストやコーナーフラッグに当たりピッチ内に残った場合でもボールがラインをわっていなければインプレー
サッカーにおいては、ゴールポストやクロスバー、コーナーフラッグにボールが当たって跳ね返った場合(それらがなければボールがアウトオブプレーになった)でも、その後ボールが完全にラインをわらなければインプレーとなり、プレーは続行されます。
アウトオブプレーの時間の一部はロスタイムに該当する
アウトオブプレーの時間の時も時計は進んでいますが、例えば怪我人の治療や搬出といったアウトオブプレーの時間はアディショナルタイムに含まれます。
ボールがピッチ内に選手の体はラインを割っても問題ない
サッカーではボールさえラインから完全に出ていなければ、原則インプレーとなります。
ボールを持ってドリブルしている選手の体が一時的にピッチの外に完全に出てしまったとしても、ボールがラインを完全に割り込んでなければインプレーとなります。もちろん逆に選手の体がピッチ内にあっても、ボールがピッチ外にでてしまえばアウトオブプレーとなります。
インプレー中の負傷者が発生した場合、止めるかどうかは主審次第
「インプレーの中の負傷」などの場合、フィールドプレーヤーが負傷して立ち上がれなくでも、そのプレーヤーの治療などのために試合を止めるかどうかは主審に委ねられています。
・競技者の負傷が軽い場合、ボールがアウトオブプレーになるまでプレーを続けさせる。
・競技者が重傷を負った場合、プレーを停止し、確実にその競技者を競技のフィールドから退出させる。
引用:JFA「競技規則」
主審が上記の「プレーを続けさせる」ことを選択した場合、ボールがタッチラインを割るなどによりプレーが切れるまで、試合は続行されます。
再開方法によってインプレーとなる瞬間は方法により異なる
アウトオブプレーとなった原因によって、それぞれ試合の再開方法、アウトオブプレーからインプレーとなる瞬間は異なります。
開始方法 | インプレーとなる瞬間 |
---|---|
キックオフ | 明らかにボールが動いた場合 |
スローイン | ボールがフィールドに入った瞬間 |
フリーキック | キックされたボールが明らかに動いたタイミング |
ペナルティキック | キッカーがボールを蹴った瞬間 |
ゴールキック | キックされたボールが明らかに動いたタイミング |
コーナーキック | キックされたボールが明らかに動いたタイミング |
ドロップボール | ボールがグラウンドに触れた時 |