ミドルシュートとは?
ミドルシュートとは、少し距離のある位置からのシュートのことです。
「具体的にどのくらいの距離からがミドルシュート」という定義はありませんが、一般にペナルティエリアの外のゴールから約30メートルほどの位置からのシュートを指すことが多いです。さらに遠い位置からのシュートを「ロングシュート」といいます。
「ミドルシュートを放つことができるエリア」のことを「ミドルレンジ」といいます。
ミドルシュートを打つメリット
サッカーにおいては、協力なミドルシュートを打つことができるシュートレンジが広い選手がいると、戦術的にも大きく幅が広がります。
相手ディフェンダーをひきつけることができる
中距離から正確なミドルシュートを打つことができる選手がいると、攻撃の幅も広がります。
中距離から強力なシュートを打つことができる選手がボールを持った際には、ディフェンス側はプレッシャーをかけてシュートを打たせなかったり、シュートブロックをせざるを得ません。ミドルシュートへの対応を強制させることにより、マークがずれることもあります。
試合終盤での逃げ切りに徹するチームや、戦力差があることなどから「ゴール前にバスを停める」ようなチームに対しても、非常に有効な戦術となります。
こぼれ球となる可能性がある
ミドルシュートを相手のゴールキーパーが弾いてこぼれ球となる可能性があります。
GKの前へこぼれ球を味方選手が詰めることで、得点のチャンスとなるほか、相手のクリアボールを拾い波状攻撃を仕掛けることも可能です。
GKが詰められることを防ぐためにゴールの枠の外に弾き出しても、コーナーキックのチャンスとなります。
シュートを打って終わることができる
サッカー経験者の多くが「(シュートを)打って終わる」ことの重要性を気づいているはずです。アタッキングサードでは相手のディフェンスの枚数も多く、簡単にはパスを繋げさせてくれません。また、ボールを奪われてカウンターを受ける可能性もあります。しかし、シュートで終わることができれば、仮に枠を外れたとしてもゴールキックとなれば、カウンターは受けづらいです。
「ミドルシュート」という選択肢が1つあるだけで、大きく展開をかえることができます。
決まるとチーム全体の士気があがる
ミドルシュートはゴールからの距離がある分、決まる可能性は高くはありません。しかし決まると「スーパーゴール」となることが多いです。そのようなゴールは、本人だけでなく、チーム全体の士気をあげることにもつながります。