サッカー戦術解説 システム・フォーメーション

5バックとは?メリットやデメリットは?サッカー戦術・フォーメーション解説!

2022年10月17日

5バック(ファイブバック)とは?

5-3-2

5バック(ファイブバック)とは、ディフェンスに5名のプレーヤーを配置するサッカーシステム・フォーメーションのことです。

5バックは、CBを3人、SBを2人配置するなど、他のシステムに比べディフェンスにかける枚数が多く、守備に比重を置いたシステムと言えます。5バックの代表的なシステムとして、代表的なものとして、「5-4-1」「5-3-2」というようなものがあります。

同様に、最終ラインが3名のフォーメーションを「3バック(スリーバック)」、4名のフォーメーションを「4バック(フォーバック)」と言います。

5バック(ファイブバック)は和製英語

5バック、3バック、4バックという表現は、和製英語であり原則英語圏では使用されません。5バックという言葉を表現する場合、以下のようなものが挙げられます。

  • five at-the-back system
  • five-man defence
  • 5 at the back
  • 5-man backline system

5バック(ファイブバック)のメリット

それでは、5バックのメリットについてみていきましょう。

守備がかなり固い

5バックは上記のように、守備に多くの枚数をかけることができます。中央にもCBが3名いるだけでなく、通常のSBも配置されているため、中央にもサイドにも固い守備を行うことができます。SBが突破されてCBがすぐにカバーリングにいっても、ゴール前にはCBがまだ2枚います。中央バイタルエリアにCBがストッパーのようにプレスをかけても、ほかのCBがスイーパーのような動きができます。

リトリートして、ゴール前にバスを停めるようにしてしまえば、スペースもかなり限定することができるほか、ミドルシュートのシュートコースもかなり狭まります。5バックは、非常に守備が固いフォーメーションと言えるのです。

カテナチオ」は、4バックの後ろにスイーパーがカバーリングする形が「かんぬき」に似ていることがから呼ばれるようになりました。

ハーフスペースの対策にもなる

5バックでの対応はハーフスペースを守りやすいが、攻撃に転じにくい

近代サッカーで重要視されている「ハーフスペース」の対策としても、5バックは有効です。

ハーフスペースは、3バックや4バックでは、「誰がプレスにいくのか」などといった迷いが生じやすく、近年では偽SBなど活用される戦術も多く、攻守において重要視されるエリアです。

5バックの場合、5レーン理論でいうハーフスペース、サイドレーン(=アウトサイドレーン)センターレーン全ての箇所に1人ずつDFを配置することができるため、守備の迷いが生じにくいほか、チャレンジ&カバーの関係も作りやすいというメリットがあります。

他にも人数が多いことを生かし、相手の偽9番にマンマークを行う5バックも存在します。

格上相手とも戦える

仮にチームとして戦力差があったとしても、5バックのように人数をかけた守備ブロックを崩すのは用意ではありません。粘り強く守り続け、ロングカウンターでワンチャンスを狙うような戦術も、立派なサッカーの戦略といえます。

実際過去の主要大会で、5バックを用いて格上を倒して勝ち上がったチームも多くあります。

しかし守備的であることから、批判の対象となってしまうことがあること事実です。

5バック(ファイブバック)のデメリット

それでは逆に、ファイブバックのデメリットについて見てきましょう。

攻撃にかけられる人数が少ない

守備に人数をさくということは、攻撃の人数がかなり少ないということです。「5-3-2」というようなフォーメーションだとしても、MF2人がプレスに回れば、カウンター時に前線にはMFを含めても3名しかいません。サイドバックが攻撃参加したとしても、それでは相手陣形も整ってしまえば、相手守備を遅行で崩すのは簡単ではありません。

そのため、少ないチャンスものにできるFWが重要となります。

ボールポゼッションが少なくなる

5バックを採用すれば、基本的には相手の攻撃に押し込まれる状態が続きます。

後ろに人数を欠けているため、ハイプレス戦術のように前線から積極的にプレスをかけることもできず、ディフェンスランンも深く設定せざるをえません。そのため、5バックを採用すると、試合時間の多くを相手にボールを保持され守備の時間が続き、結果としてボールポゼッションが少なくなってしまうことが多いです。

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