5秒ルールとは?
5秒ルールとは、「ボールを奪われた場合には、5秒間は全力でプレスをかけて奪い返す」サッカーにおけるチームの約束事のことです。
ボールを奪われた瞬間であるネガティブトランジション時では、相手選手はボールを奪うことにエネルギーを使用しているため、安全にボールを回すことができる状況が整っていないことが多いです。そのタイミングで、ボールを失ったポイントの近くにいる選手が一定時間積極的にフォアチェックを行うことでボールを奪い返したり、選択肢がなくなった相手が苦し紛れに前に蹴りだすことを狙います。約束の秒数プレッシャーをかけてボールが奪えかせなかった場合にはプレスをやめ、後ろに引いて守備陣系を整えます。
名称ペップ・グアルディオラがバルセロナを率いていたときに導入したと言われる約束事(ディシプリン)で、前からのプレッシャーをかける戦術を好む彼が率いた多くチームで導入されています。具体的な秒数などは、ボールを奪われた位置や相手の戦術にもよりますが、現在では多くのチームでこの約束事が導入されています。
ギュンドアン:状況や対戦相手によりますね。もし低い位置でボールを失ったら、それぞれが自分のポジションに戻って守らなければいけない。ただ、高い位置でボールロストした場合は違います。相手にプレッシャーをかけて、なるべく早くボールを奪い返そうとします。なぜそうするのかといえば、敵陣の深い位置でボールを奪えば、それだけゴールの可能性が高まるからです。
引用「ギュンドアンがペップ戦術の“詳しすぎる解説”を披露「システムは3-2-2-3。5秒ルールは…」外部リンク
ショートパスを多用してポゼッションを高めるような戦術を取る場合、ボールを奪われた時点でその周りに多くの選手がいることが多いため、非常に相性がいいと言われています。