ディフェンシブサードとは?
ディフェンシブサードとは、サッカーのピッチを横に3つに分割した時に、自分のゴールに近いの3分の1のピッチのことです。
バイタルエリアを含むゾーンですので、ディフェンシブサードではしっかりと相手にマークをつかなければなりません。かといって危険な位置でファウルをしてしまえば、フリーキック、あるいはPKと失点になりかねません。ディフェンシブサードでは相手に厳しくプレッシャーをかけつつも、クリーンな守備が求められることになります。
「サードオブザピッチ」の考え方
ディフェンシブサードのように、ピッチを3つに分ける考え方を「サード・オブ・ザ・ピッチ」といいます。ディフェンシブサードに対して、相手ゴールに最も近い3分の1をアタッキングサード(ファイナルサード)、中間のハーフライン近辺の3分の1をミドルサードと言います。また、自分のチームにおけるディフェンシブサードは、相手チームに取ってはアタッキングサードとなります。
ディフェンシブサードのプレー
ディフェンシブサードでは「失点をしない」ことが最優先事項になります。ディフェンダーやゴールキーパーからすれば、クリーンシート達成のために、ピンチの際には失点の危険を避けるために、ボールを繋ぐことよりもクリアによりボールを自陣ゴールから遠ざけることを選択されることも多いです。また、自分たちでボールを保持している時においては、リスクを犯すメリットが少なく、セーフティーなプレーが優先されます。
ディフェンシブサードとビルドアップ
ビルドアップ(build up)とは、日本語で”建設”や”組み立て”を意味し、サッカーにおける攻撃の組み立てのことです。
基本的にビルドアップという言葉が使用される場合、保持しているボールをディフェンシブサードなどから、中盤、前線へとパスワークやドリブルを駆使して相手ゴールへ迫る攻撃の組み立て、及びそのプロセスのことを示してします。