フェアプレーポイント(FPP)とは?
フェアプレーポイント(FFP)とは、イエローカードやレットカードが提示されるごとに減点されるポイントのことです。
W杯のグループリーグといった総当たり戦で、勝ち点や得失点差、総得点、そのチーム同士の対決などでも順位が決まらない場合に、このフェアプレーポイントによって、用いられます。
基本的にグループリーグで順位を決める場合、
- 勝ち点の合計
- 勝ち点が同じの場合、得失点差
- 得失点差も同じ場合、得点の合計
の順で順位が決定します。もしこれでも並んでしまう場合、
- そのチーム同士の直接対決の結果
- そのチーム同士の得失点差
- そのチーム同士の総得点
によって順位を決定します。
もしそれでも同じ場合、このフェアプレーポイントによって順位が決定され、「警告や退場が少ないチーム(計算方法は下記)」が勝ち上がることとなります。
2018年ロシア大会より導入されましたが、あまりこのフェアプレーポイントによって順位が決まることはあまり多くないと考えられます。
もしこのフェアプレーポイントが同じ場合、原則抽選となります。
一般にトーナメント戦の場合、延長戦やPK戦によって勝敗を決定します。
Jリーグでは似たルールを「反則ポイント」としています。
フェアプレーポイントの計算方法
フェアプレーポイントは、原則以下のように計算されます。
対象 | フェアプレーポイント |
---|---|
イエローカード | マイナス1点 |
1試合中のイエローカード2枚による退場 | マイナス3点 |
一発レッド・一発退場 | マイナス4点 |
イエローカードを受けた同じ試合で一発退場 | マイナス5点 |
初のフェアプレーポイントによる順位決定は、18年W杯「日本のボール回し」
18年W杯において、日本代表は、「他会場の結果によるものの、このまま行けばフェアプレーポイントで決勝トーナメント進出」という状況にいました。
そして日本代表は残りの試合時間をリスクを避けたボール回しで時間を潰すという作戦にでて、この結果グループリーグを突破しました。